2007年06月26日

アルバイト、パート3

今回はいろいろやってきたアルバイトの中で一番楽しかったものを紹介します。

いづみ屋と言うデザイン材料を配達する会社のアルバイトです。

本社が恵比寿にあって、そこを拠点に

広告会社とかデザイン事務所から注文を受けた物を配達するのです。

消しゴムから設計図板の大きなものまで

デザイン材料は全て配達していました。

今は恵比寿駅も大きくなっていますが当時は静かな駅で

裏側の改札を出るのですが駅前には屋台があるだけでした。

今では信じられないほどの大きな駅になっています。

屋台があった場所もまったく分かりません。

その会社の配達ドライバーをやっていた訳ですが

自分の担当区域の会社から入った注文を倉庫から出し、車に積め込み配達に回るのです。

『配達の何が楽しいんだよ』と思うかも知れませんが

そう、配達するものが弁当ではなく、ピザでもなく、お酒でもない、デザイン材料と言うところに楽しさがあるのです。

結論から言いますと世の中に出ている広告媒体を作成している現場に侵入出来ると言うことです。

例えば、『コカコーラの宣伝ポスターはここで作れているのか』

『あの雑誌の表紙の絵はこの人が書いているのか』

時にはファッション雑誌の撮影現場に遭遇する時もありました。

生でもモデルはモデルです。本当に開いた口がふさがらなくなる位、きれいですよ。

更にすごいところで、ファッションデザイナーのモリハナエさんや山本寛斎さんの会社のデザインルームに入れるんですよ。

すごいでしょ!

言い忘れましたけど、そう言うところに入りますので

配達人と言えども、服装はビシっとネクタイ着用でした。

ただ、上下、紺のスーツなんて堅いものではなく、ちょっとカジュアルなおしゃれな物が許されていました。

しかし、どんなにおしゃれをしてもデザイナーたちのおしゃれにはかないません。

ファッションにしても、広告にしても『美』を本業とする人ばかりですから。

中でもすごいと思ったのはモリハナエさんの事務所はきれいな人ばかりでした。

まるで自分がモデルじゃないかと勘違いするほど。

見たことありませんか?

デザイン学校から授業を終えて出て来る生徒たちを。

世間ではやりのファッションよりも個性を輝かせている人が多いでしょう。

まず、我が身を着飾ることが出来ないといけないのでしょうね。

私の配達地区が赤坂、青山、麻布と高級マンションが多いところだったので

事務所もきれいなところが多かったですね。

当然、汚れた靴では入れないし、当時でもオートロックのマンションでしたね。

大手の広告会社の東急エージェンシーや電通にも入ることが出来たのです。

そういったところでずらーっとデザイナー達が絵をかいたり、広告のデザインをしている訳です。

『みんな、かっこいい仕事をしているなぁ』と思っていました。

はた目に見るとですけどね。

でも、話を聞くと締切りが早い仕事ですから夜中も働くことはしょっ中だそうです。

なかなか大変な仕事ですよね。

でも、私も一時期はグラフィックデザイナーを夢見ていたのでそんな仕事場が見れることはとてもうれしかったのです。

それが一番、楽しかったアルバイトでしたね。


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