2006年10月19日

大好きな夏が・・・

とうとう、今年も大好きな夏が終わってしまった。

私は沖縄生まれだからか、やっぱり夏が好きだ。
躍動的で、世界がまぶしくて、
ちょっと働いただけで汗をかくのですごく働いた気分になれる(訳はないか)

最近は沖縄も関東も夏の暑さに
差がないような気がする。
気象の変化だろうか。

もっとも、太陽が肌を刺す力は
まだまだ、沖縄は負けていないだろう。

このブログを読んでいる人はやっぱり
沖縄の人が多いのだろうか。


ならば、逆に冬の話をしよう。

私は大学を卒業して、都内のスポーツ店に就職したのだが、
そこで先輩に初めてスキーに連れて行ってもらった。

夕方出発にし、
車で走っていると、だんだん雪道になって来た。
タイヤにチェーンをはかすというのも初体験だ。
4時間くらい走っただろうか、やっと着いた。

苗場プリンス、スキーをやる人なら
誰でも知っているところだ。

先輩のお父様が持っているカナディアンログハウスに着いた。
地面から2枚の屋根が生えて、
弧を描き上で交わった状態のログハウスだ。
正面から見ると、立てたアイロンの底を見ている感じだろうか。

雪は降っていないが周り一面に積もっている。

車を降りたら寒〜い!なんてたって寒〜い。

この寒〜いを表現できる、うちなぁぐち(沖縄言葉)は
さすがに南国にはないと思う。

ログハウスの中に入り、先輩たちはストーブを着けたり、
お風呂を入れたり、てきぱき動いている。

私はリビングの真中でこごえたまま突っ立っている。
あまりもの寒さで体が動かない。

部屋が暖まり、あつ〜いお風呂に入って、
明日の個人レッスンの話をしながら、
床についたのは夜中の2時を過ぎていた。



『いい天気だぁー!』

まっ白な雪に朝日がはねかえると、キラキラまぶしい。
こんなきれいな白があるなんて。
これを見るとどんなブ男でもロマンチスト
なるのではないだろうか。


『今日はあったか〜い』

『さぁ、いよいよ滑るぞぉー』



ゲレンデはすでにカラフルな色でいっぱいだ。
砂糖の山にたくさんのビー玉を転がしたように流れてくる。

『これがスキーかぁ!』 大感動!



ここへ来る前に一度、人工スキー場で練習したのだが
自然はやっぱり違う。

ダイナミック isハッピーだ! (よくわからん)

午前中は初心者コースで練習
ボーゲン(足を八の字にして滑る)はバッチリだ。
コツを覚えると割と滑れるものだ。
それでも、何度も転び、尻もちをつく。
雪の上だから、それもまた楽し。


午後はいよいよ中級者コースだ。

先輩も私に教えることに飽きたとみえて

『うん、もう大丈夫、上へ行こう』

『えーっ、ホントかよ』



リフトに乗るのも苦労しながら、
やっと、中級者コースにたどりついた。

『えーっ、こんな坂、滑れる訳ないよーっ、
しかも、でこぼここぶだらけじゃないかぁ』

少しずつ移動する足はガクガク
まるで、生まれたての小鹿のようだ。

『先にそこまで降りて待っているから』

先輩は先に30メートルくらい下まで
華麗に滑り、華麗に止まった。

『カモーン!』

『何がカモーンだよ、こちとら昔、アメリカ人だぞぉ』
(こんなとこで、いばってもしょうがない)



『えー、こんなとこ滑るのかよ』

と思いながら、恐る恐るスキーをずらしていった。

ズリズリ、ズリズリ

タラ~「ほんとにこんなとこすべるのかよ」

ズリズリ、 ズリズリ


と その瞬間、スキーが暴れ馬のごとく、走り出した。

『うわぁー!』


こぶの上をポンポン跳ねる。
頭の先までガクンガクン振動がくる。
そして、ついにふんばりきかず大転倒!

ひっくり返ったカメ状態だ。

背中で滑ってるー、起き上がれない、止まらない。

このまま身をまかせるしかなかった。

『おーい!』

先輩を追い越し、声が遠ざかっていく。

やっと、なだらかなところで止まった。

『ホッ』とした。


と、思ったら周りに女の子がいっぱいで

『ポッ』とした。


『もう、スキーなんてイヤだぁー』



そして、次のシーズン

先輩とならんで華麗に滑っている

私がいた。


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大好きな夏が・・・
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この記事へのコメント
スキーは本当にハマりますよね!私が初スキーしたのは大学のスキー合宿で、始め長い板を上手く扱えず、板で滑るよりお尻で滑っていたけれど、三日目位にはボーゲンも慣れたものに。一週間たったら、7キロ位ある初心者コースを山の上から滑って降りれた時の感動は今でも忘れられません。以来夜行バスでシーズン中は十回位行ってました。今はスノボーをやる人が増えてるみたいで、ちょっとさびしいですね!
Posted by サーフ&スノー at 2006年10月24日 12:58
サーフ&スノーさん!

コメントありがとうございます。

初めは左に曲がるときに

右足に体重をかけるというのが

不思議でたまらなかったですよね。

自転車は左に曲がるときには

体重が左にかかるはずなにに・・・

でも、それが分ってくるんですよね。

広い自然の中を滑る

スキーって最高ですね。
Posted by あか花の仲田 at 2006年10月24日 13:33
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