2007年10月27日

オバァの足の親指に噛み付いたハブと介護士。

『沖縄オバァ列伝』より



ある日の朝、老人ホームの守衛さんが慌てて介護士さんのところへ飛んで来た。

「デージナトーン(大変だぁ)!オバァがハブに噛まれた」

介護士さんの顔から血の気がひいた。すぐさま、オバァの部屋に直行。

しかし、オバァがいない。85歳の高齢である。悪い予感が胸をよぎった。

その時、窓の外でガゴン、ガゴンと音がした。

見ると、オバァが足の先にハブをくっつけたまま、ブロックでハブをぶっ叩いているではないか。

「オバァ!ヌーソーガ(何している)」

「ハブ、クルスン(殺す)ハブ、クルスン」

ハブはオバァの猛攻に遭い、この時すでにぺちゃんこになっていた。

オバァは無事だった。

介護士さんはオバァからハブをはずして部屋に連れ帰った。

救急車の手配を終えて戻って来た守衛さんが言った。

「ハブに噛まれたら毒を吸い出さんといけないさー」

吸う先はなんとオバァの足の親指。ゲゲっと思ったがオバァの命には代えられない。

毒はまわっているかも知れない。急がねば。

介護士さんは勇気をふるい、オバァの足の指に口をつけた。

「えー、ヌースガ(何するんだ)ヌースガ!」

ハブの次は若い男に噛み付かれ、オバァは大パニック。

そこへ救急車がやって来た。

病院ではハブに噛まれたのが高齢者だと言うことで、よもやと言う時にはすぐに心臓マッサージにとりかかれるよう重装備で待機していた。

お医者さんも看護婦もずらりと並んでお出迎えのVIP待遇に、オバァはもうご機嫌。

そして、オバァの検査の間、付き添ってきた介護士さんにハブの検査結果が告げられた。

「あのハブ、毒持ってなかったよ」

えっ、じゃあ、ボクは何のためにオバァの足の指を吸ったんだ?

深い後悔が若い介護士さんを襲ったが、オバァの命は保証された。

気を取り直し、検査を終えたはずのオバァを連れて帰ろうとした。

またまた、オバァがいない。

すると、院内をハブを持ったオバァが歩いている。

『うぬハブ(このハブ)ワンが(私が)殺した』

ぺちゃんこのハブを持ったオバァは自慢気に笑顔をふりまいていた。とさ。




オバァは何があっても元気。

介護士さんにオバァの足の毒がまわらなければいいのだが・・・



----------------------------------------------------------------

■沖縄健康食品のあか花 ホームページはこちらから
  http://www.kenkou-akabana.com/
■ご注文はFAXでも受け付けております!
  FAX:046-824-9401


この記事へのトラックバックURL

http://akabana3.ti-da.net/t1800662
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません